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冬至でゆず湯に入る意味やカボチャを食べる理由

投稿日:2016年11月22日 更新日:

冬至は、二十四節気の一つで1年間で一番昼が短い日のことです。

冬至にはゆず湯に入ったりカボチャを食べる風習があります。

冬至の日は2015年までは12月22日だったですが2016年からしばらくの間12月21日が冬至になります。

中には冬至を説明する時に、ゆず湯に入る日とかカボチャを食べる日とかいう人もいますよね。

それでは、どうしてゆず湯に入るのでしょうか。また、どうしてカボチャを食べるのでしょうか。

意味や理由を調べてみました。

冬至は、陽の光が一番弱くて翌日から強くなっていく1年の節目の日でもあり、「一陽来復(冬が終わり春が来ること。陰が終り陽に転じる。不運が続いた後、運がむてくるなどの意味がある)」の日と言われています。


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冬至にゆず湯に入る意味

昔は毎日風呂に入る習慣はなかったようで、1年の節目に風呂に入り体を清めるという意味がありました。

ゆずには血行をよくしたり冷え症を抑える効果もあり、香もよくこれからやってくる寒さに備えたのではないでしょうか。

ゆずは融通がきく、冬至は湯治というゴロ合わせもあるようですが、これはあとからつけたのではないでしょうか。

またゆずのような香りの強いものは邪気をはらうという意味もあったそうです。

冬至にカボチャを食べる理由

冬至は運気が上昇するということから「ん」のつく食べ物を食べる風習がありました。

冬至の七種(ななくさ)と言われ南瓜(なんきん)、蓮根(れんこん)、人参(にんじん)、銀杏(ぎんなん)、金柑(きんかん)、寒天(かんてん)、饂飩(うんどん)がそうです。

名前にすべて「」の字が2つずつ入っています。

この中の南瓜(なんきん)がカボチャで、夏の野菜ですが日持ちするということや中国の陰陽思想でカボチャは陽の食べ物で、運が向いてくる為に弾みをつける意味とこれから寒さが厳しくなるために栄養をつける意味もあったかもしれません。

ついでに冬至の七種(ななくさ)の効能について調べました。

南瓜(なんきん)カボチャ
ビタミンAなどのビタミン類が豊富で冷え症や体力回復、風邪の予防など
収穫は夏から秋、旬は9月~11月

蓮根(れんこん)
主成分はでんぷんで食物繊維、ビタミンCが豊富で、鼻水や鼻づまり、下痢、咳など
収穫、旬は9月~10月

人参(にんじん)
緑黄色野菜の代表格でビタミンA、カリウムが豊富で風邪の予防、血圧効果、視力回復など
旬は秋から冬にかけて

銀杏(ぎんなん)
ビタミン類やカリウムが豊富で咳など風の予防、利尿作用など
旬は秋から冬

金柑(きんかん)
ビタミンCやカルシウムが豊富で風邪の予防など
旬は12月ころ

寒天(かんてん)
主な成分は食物繊維でコレストロールの低下や血圧を下げる。
食物繊維は、余分な成分を排出する作用もあります。便秘にも効果があります。
保存食品なのでいつでもあります。
材料のテングサは4月から10月

饂飩(うんどん)
主成分は炭水化物で、消化吸収がよく三大栄養素の一つです。
炭水化物はエネルギーのもとになる成分です。

冬至の七種は、効能を見ると寒い冬に備えて食べると良いような食べ物ばかりです。
しかも寒くなる前に旬を迎えるものも多く旬のものを食べると予防にも良いというのが分かります。

冬至にカボチャを食べるのは、色々な食べ物の中からカボチャだけが残ったのかもしれません。

まとめ

日本には昔からの風習で現在もやっているが、理由や意味の分からないままやっていることが多くなっています。

意味を理解して、子供たちにきちんと伝えていくということも大事ではないかと思います。

昔からの風習は、科学的に証明されてないことも多くありますが自然にのっとった理にかなったことも多くあり、理由をしることにより納得するものです。

冬至にゆず湯に入る意味やカボチャを食べる理由は、なぜゆずなんだろうかとか、なぜカボチャなんだろうかという疑問は解明されませんだが、大体の理由は分かりました。

このような疑問なことはまだまだたくさんあるので調べて行きたいと思っています。


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